注文住宅、今年の<進化形> その3

◆三井ホーム(外周壁を2×6の厚みに)

2×4(ツーバイフォー)工法がオープン化されて今年で40年。当初からこの分野をリードしてきた三井ホームも、今年10月で40周年を迎えます。2×4住宅は国内で累計約220万戸が建築されていますが、同社はうち29万棟を超える実績を有しています。

創立当初からの家づくりの理念でもある「住む人の誇りをカタチにする、それが私たちの誇り」という考え方から、「オーダーメイドプライド。」というキャッチコピーを採用、新たなブランド構築を目指してきました。

その具体策として推進しているのが、基本構造(外周壁)の2×4から2×6へのレベルアップ。壁の厚さが4インチから6インチに増すことによって、もともと高かった耐震性、耐火性、断熱性、気密性が一段と高まります。従来の約1.6倍の断熱材の充填が可能で、曲げ強度は約2.5倍、圧縮強度は約1.6倍に進化、壁の高さ最大約6メートルまで可能な超高強度を実現しました。今後はこの2×6が同社の標準仕様になります。

基本構造進化に合わせて、断熱性の高さを最大限活用、家じゅうが快適で、高い省エネ性能を持つ高効率健康空調システム「Newスマートブリーズ」を開発。従来の空調システムはすでに2万台近くの販売実績がありますが、それを一段と進化させ、かつ大幅なコストダウンを図りました。基本構造を2×6にすることによるコストアップ分は、これによって吸収できるとしています。

【お問い合わせ先】三井ホーム 0120−81−2431

(完)


総務部 小杉 勉

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