「再生」住宅 業界期待

大手不動産会社が、中古マンションを大規模に改修し、最新のデザインや設備を備えた物件に再生して販売する取り組みを強化しています。新たな装いの住まいを新築よりも割安に購入できるとして、需要の広がりに期待しています。

三井不動産グループは28日、東京・南青山で、建物全体を改修した築20年超の高級マンション(36戸)を報道関係者に公開しました。外壁には雪の結晶のようなオブジェをも施し、入り口はシックな色合いにしました。先行販売する2戸では改修前は板張りだった床をタイルやカーペットに張り替えて高級感を出し、間接照明で落ち着いた雰囲気も取り入れました。

2戸の価格はそれぞれ約2億〜3億円と高額ですが、「1坪(3.3平方メートル)当たりの単価は新築に比べて1〜2割ほど安い」といいます。11月からの見学会は既に30組の予約で埋まりました。

三菱地所グループも、買い取った中古マンションを大幅に改修して分譲する事業を始めました。家を購入する時に新築にこだわらない消費者が増えているといい、年間売上高は200億円を目指します。今年5月からはオフィスビルも対象にしました。

不動産業界の動きの背景には、政府の住宅政策の変化もあります。もともと日本では新築の人気が高く、市場で取引される住宅に占める中古物件の割合は1割強と、9割の米国や8割の英国などに比べて低い。

しかし、今後は人口減で新築マンションの建設が減り、中古物件の需要が高まる可能性があります。政府は成長戦略で中古市場の活性化を図る方針を示しました。2010年に10兆円規模だった中古住宅関連に市場を、20年までに20兆円に倍増させる目標を掲げています。

不動産業界には、子ども部屋が不要になった高齢者が戸建て住宅を子育て世代に売り、自らは値段が手頃な中古マンションに移り住む、といった新たな循環が生まれるとの期待もあります。


総務部 小杉 勉

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