コンクリート床に彩りを

住宅の外壁工事の際、玄関アプローチや駐車場などのコンクリート床面に、判子を押すように自然石や木目などの模様をつけ、美しく彩る動きが広がっています。いわば「コンクリートの化粧」。見た目は本物のようで、耐久性に優れるなどのメリットもあります。

さいたま市内の高台にある新興住宅地「ジャルダン大古里」。約3000平方メートルの敷地にレンガ壁の木造住宅15棟が立ち並ぶ。不動産会社のロッキー住宅(さいたま市)が2008年から開発し、70年間の定期借地権付きの注文として分譲しました。

目を引くのは、住宅前に広がる床面です。自然石を敷いたように見えますが、実はコンクリート。工事費は約400万円。

工事をしたのは、コンクリート造形会社のアレンジコンクリート(埼玉)。生コンクリートを打ち込んだ後、柔らかいうちにウレタンゴムのマットで型押しし、凹凸のある自然石の模様をつけました。その後、噴霧器で色粉を混ぜた液体をかけ、濃淡のあるベージュに着色しました。

この工事は米国発祥で、「スタンプコンクリート工法」などと呼ばれています。国内でも10年以上前から商業施設などの装飾デザインに採用され、近年、住宅にも広がってきました。アレンジコンクリートは年1200件以上を施行、うち8割が住宅です。住宅の工事費の目安は1平方メートルあたり9000円から。

この工事の利点は
(1)本物の石や木、タイルを使うより比較的安価。短期間で施工できる
(2)表面を保護剤で強化するため、はがれたり割れたりしにくい
(3)目地がないので雑草が生えず、掃除の手間がかからない
などがあります。

色柄も豊富です。同社は石畳風の「イタリアン・アシュラー」など20柄と、白や黄、茶など、濃淡の違いを含め91色を用意しています。

リフォーム時に取り入れることもできます。専門施工会社のメイク・プラスター(鈴鹿市)の専務で、1級左官技能士の荻野氏によると、床面の色柄が派手すぎると、落ち着かないこともあるので、建物や車の色調とのバランスも考え、ベージュやグレーなど控えめな色合いを選ぶと良いそうです。

見た目の美しさを保つには、施工後の維持管理も大事。5〜10年をめどに、表面に保護剤を塗布し直して光沢を出し、剥落した個所を補修することをおすすめします。


総務部 小杉 勉

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