人口減少時代のアパート経営は?

Q.親がアパート経営を計画しています。人口減少時代に、入居者があるのか心配です。


A.確かに人口減少が始まっています。総務省統計局によると、2012年10月現在の人口は、前年に比べて28.4万人のマイナスで、2年連続の減少でした。ただ、これは全国の数字で、大都市部はそうでもありません。

東京圏(一都三県)でも12年には東京都が0.25%、神奈川県が0.10%、埼玉県が0.07%の増加になっています。増加率は年々縮小しているので、いずれは減少に転じるかもしれませんが、世帯数は増えます。賃貸住宅ニーズは、人口よりも世帯数が関係しますから、そう心配する必要はないかもしれません。

国立社会保障・人口問題研究所の予測によると、全国平均では15年から20年にかけて世帯数も減少する見込みですが、関東(一都六県+山梨県)は15年から20年にかけても増加し、20年から25年にかけて減少に転じると予想されています。

東京圏に限ると、20年まで増加が続いた後、20年から25年にかけて横ばいになり、25年から30年には減少に転じる見込み。その減少率も1.0%と小幅なものにとどまると予測されています。このように、東京圏では当面世帯数の増加が続くので、比較的安定した賃貸住宅ニーズが期待できるのではないでしょうか。

ただ、世帯の中身は変化してきます。シングルやカップルが増加し、平均世帯人員が減少するのです。同研究所の予測では、10年に2.47人だった平均世帯人員が、30年には2.27人に、なかでも東京都は2人を切る見込みです。アパート経営においては、そうした変化に対応できる計画が求められそうです。


総務部 小杉 勉

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多世帯で住む一戸建て その3

◆ミサワホーム

ミサワホームといえば、販売実績が5万棟を超える「『蔵』のあるいえ」で知られています。一定条件を満たすロフトや屋根裏部屋などは容積率に算入されないというメリットを生かして、大容量の収納を確保、限られたスペースを有効に活用します。二世帯・三世代住宅「GENIUS UD」にも、同様の考え方が採用されています。中二階などによって床面をスキップさせることで、敷地を有効活用しながら、家族の交流がいっそう深まるように配慮しているのです。

たとえば、一階に親世帯、中二階が子世帯のリビングダイニングと子ども部屋、そして二階を子世帯の主寝室にします。中二階の子ども部屋を中心に、家族の絆を深めることができます。まさに、「子はかすがい」を具体化したプランといえるでしょう。

この交居の考え方をさらに発展させて、家族だけではなく、地域との交流も進むような二世帯・三世代住宅づくりを考えています。今後の商品展開が期待されるところです。

【お問い合わせ先】ミサワホーム 0120−330−246

(完)


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多世帯で住む一戸建て その2

◆ヘーベルハウス

旭化成ホームズのヘーベルハウスは、創業間もない1973年から二世帯住宅の研究をスタート、75年のその第一弾を発売、自他ともに認める二世帯住宅のパイオニアです。

同社二世帯住宅研究所所長・松本氏は、最近の二世帯住宅の傾向についてこう分析しています。

「2007年頃から、二世帯住宅の潮目が変わりました。親世帯、子世帯それぞれの独立志向は強いものの、一緒にできることは一緒にしよう、ひとつの家に住むメリットをできるだけ享受しようという融合志向が強まっています」

厳しい経済環境が続いてきたため、家族で協力して乗り切ろうという考え方が強まっているのかもしれません。こうした変化に対応、同社でもさまざまなライフスタイルが可能な二世帯・多世帯モデルの提案を行っています。なかでも、最近特に力を入れているのが「2.5世帯住宅」。親子二世帯とともに、子どもの兄弟姉妹が同居する多世帯型の住宅です。

【お問い合わせ先】ヘーベルハウス 0120−917−555

(つづく)


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多世帯で住む一戸建て その1

◆セキスイハイム

セキスイハイムのスマートハウス「進・スマートハイム」。大容量の太陽光発電システム、コンサルティング型家庭用エネルギー管理システム「スマートハウス・ナビ」、定置型大容量リチウムイオン蓄電池「e-Pocket」の3点セットを搭載、昨年4月の発売後1年強で受注実績は4000棟を超えました。

その建て替え・二世帯サポートモデルが「パルフェ」です。ユニット構造体と高性能外壁の二つの力で大地震に備えるハイブリッド耐震、入居後の家計を助けてくれる省エネ・高耐久仕様などを採用しています。

二世帯住宅の場合、同社の試算によると、築30年の一般住宅だと年間約37.8万円の光熱費がかかりますが、パルフェは太陽光発電の売電収入などにより、実質約2万円(買い取り料金42円/キロワット時)のプラスになり、差し引きすると年間約40万円もトクすることになります。メンテナンス費用もタイル外壁などの高耐久外装材の採用で、大幅に減らすことができるようです。

【お問い合わせ先】セキスイハイム 0120−369−816

(つづく)


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