住宅ローン金利 最低水準

主要銀行の住宅ローン金利が今月、これまでで最も低い水準になっています。住宅販売が消費増税後の反動減などで回復しないなか、銀行大手は金利以外のサービスも充実させて他行との差別化を図っています。

三井住友銀行などメガ3行が適用している8月の住宅ローン金利は、主力となる「10年固定型」で最低年1.3%と、7月から0.05〜0.1ポイント低下しました。2012年12月と並びこれまでで最も低く、10年上期(2.6%)と比較すると半分の水準です。

金利の低下は、日本銀行による大規模な金融緩和を受け、指標となる国債の利回りが低くなっていることが要因です。

各行が引き下げ競争に走っている側面もあります。三菱UFJフィナンシャル・グループの場合、住宅ローン残高は、貸出金102兆円の約15%を占めています。企業の資金需要が低調で貸出先が限られる中、各行は住宅ローンを中心とした個人向け取引に注力せざるを得ないのが実情です。

銀行業界では、「金利がさらに下がる余地は少ない」(幹部)との見方が強く、各行は金利以外の特色を充実させ始めました。

三井住友銀行は、がんなどで1年以上就業ができなくなると未返済の借り入れが免除される「8大疾病保障付ローン」を導入。新規契約者のうち、保障付ローンを選ぶ割合は5割を超え、1〜2割前後とされる業界平均を大きく上回っています。

りそな銀行は、繰り上げ返済の手数料などを無料にする女性向け商品「凛next」を売り出し、女性向けに販売を強化しています。

不動産経済研究所によると、今年2月以降のマンション発売戸数(首都圏)は毎月1〜3割の前年割れが続いています。消費増税により住宅を買う人が減ったことに加え、建設コストの上昇などから住宅供給が減り新しい物件が限られているためです。

住宅ローンの金利自体も11年6月以降、1%台が続き、「史上最低とアピールしても、需要喚起の効果は限定的」(住宅金融支援機構)との見方もあります。


総務部 小杉 勉
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