三井住友銀行 ３年固定ローン利下げ

三井住友銀行は、住宅ローンの３年固定型金利を従来の年１．５％（最優遇金利）からこれまで同行で最も低い０．６％に引き下げます。６月３日から申し込みを受け付けます。日本銀行が金融緩和の一環で、民間銀行の融資を増やすことを狙って創設した貸出増加支援制度を活用して、０．１％程度の低利で資金を調達し、ローンの原資に充てます。

主力の１０年固定型の住宅ローン金利は、指標となる長期金利に連動して、５、６月と２か月連続で上昇しました。三菱東京ＵＦＪ、みずほ、三井住友の大手各行は、１０年固定型で、最も信用度の高い個人向けの最優遇金利を０．２％引き上げて年１．６％にしました。

こうした中、三井住友銀行は、消費税率引き上げ前の住宅の駆け込み需要を見越し、低金利のローンを投入し、契約増を目指します。

今回のローンは、３年間金利が０．６％に固定され、３年後は変動金利に移行しますが、希望すれば、その時点の金利状況などに応じた固定金利を再度選択することができます。７月末までの期間に１０００億円を上限に貸し出します。同行は申し込み状況を見ながら期間の延長なども検討します。

総務部　小杉　勉

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