地震保険「長期」で節約 その2

◆11%割引も

ただ、契約期間を長期にすれば、年間保険料を節約することができます。最長の5年契約なら、1年ごとの契約に比べ11%割引されます。今回の値上げには、南海トラフ巨大地震の被害推計が十分に織り込まれていません。来年以降とみられる次回の保険料見直しで追加値上げは避けられず、長期契約のメリットは大きい。

耐震性能のチェックも重要です。今回の値上げに伴い、免震構造か耐震性能の高い住宅に対する割引率が、現行の30%から50%に引き上げられます。このため、免震構造のある建物ならば、見直し後の方が値下げになるケースもあります。

◆盲点「共用部分は別」

地震保険で「盲点」になりがちなのが、マンションの共用部分。玄関ホールやエレベーター、駐車場などで、各部屋の所有者が個別に入るのとは別に、マンション管理組合が加入し、保険料を管理費から払わなくてはなりません。

東日本大震災では、千葉県内などのマンションに大きな被害が出ました。通常、大きな修理には修繕積立金を充てますが、これには所有者の4分の3以上の同意が必要になります。被害額が大きく、震災後の混乱で話し合いが難航すれば、修理が遅れる恐れもあります。しかし、地震保険の保険金を充てられれば、修理もスムーズになります。保険加入は過半数の同意で決定できます。

業界調査では、共用部分の保険加入率は、火災保険加入マンションの3割程度にとどまっています。

※地震保険
1966年に導入され、地震や噴火による火災、津波など火災保険が補償しない被害をカバーします。国と損害保険会社が共同運営しています。火災保険とセットで契約し、単独では加入できません。保険金額は、火災保険金額の30〜50%の範囲。上限は住宅5000万円、家財1000万円。支払いは損害度合いによって決まり、「全損」は契約額の100%、「半損」は50%、「一部損」は5%です。

(完)


総務部 小杉 勉

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