安心のマンション生活 その１

◆野村リビングサポート（地域の絆づくりに注力）

野村リビングサポートは昨年の４月、他社に先駆けて大阪市内に「大阪野村住まいるセンター」を開設。東京都内にあるセンターと合わせて２拠点体制とし、どちらかが被災しても、相互にバックアップできる体制を確立しました。

とはいえ、被災した場合には、まずは居住者自身の自助、そしてマンション内や地域社会での共助が不可欠であるのは変わりません。

「まずは皆さんご自身が身を守り、助け合っていかなければなりません。その自助・共助を促進するのが管理会社の役割。そのためには、マンション内や地域の絆づくりが大切であり、コミュニティーこそ一番の防災対策と考えています」（取締役社長・関氏）

コミュニティー形成のため、東日本大震災後には、「イベントから広がる、深まるマンション・コミュニティガイド」を作成、以後、継続して管理するマンションの管理組合の理事全員に配布しています。

夏まつり、クリスマス、防災訓練などのイベントに関して、準備段階から、当日の設営、片づけまでチェックリストが網羅されています。ふんだんに取り入れられ、親しみやすくなっている写真は、全て管理マンションの実例というから、より現実味があります。

「最近は、さらに一歩進めて、マンション周辺の人たちとの交流を進めるイベントにも力を入れています。たとえば、近隣の農家の方と連携して、マルシェ（市場）を開催するなどの広がりをみせています」（前出・関氏）

そうしたつながりが強まれば、マンション住民が広い農地に避難する、逆に、揺れや津波に強いマンションに地域の人たちが避難するといった共助が可能になり、安心感がいっそう高まるでしょう。

【お問い合わせ先】野村リビングサポート　０３−５３６８−７６００

（つづく）

総務部　小杉　勉

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